ヒトIL-10製品紹介


「新製品」弊社ヒトIL-10の特徴(高活性、低エンドトキシン)

●IL-10とは1型ヘルパーT細胞分化を抑制する、炎症性サイトカインの生産を抑える他、誘導型制御性T細胞(Tr1)分化にも関わっており、生体内で重要な機能を担っているサイトカインです。炎症性疾患、アレルギー、自己免疫性疾患などの治療薬としても期待されています。

●弊社は独立行政法人農業生物資源研究所との共同研究により、IL-10を米に大量に蓄積するトランスジェニックイネ系統の開発と、イネ種子からIL-10の抽出精製法の開発に成功しました。

ベクター図

●弊社IL-10のエンドトキシン濃度は他社試薬のわずか千分の一。
イネには元々動物由来の病原体(プリオン、ウイルス)や、細菌由来のエンドトキシンなどの毒素が入っていません。弊社開発の抽出精製技術により、清浄なまま精製することに成功しました。

●活性型IL-10を生化学的に検出する方法により、活性の高いIL-10を精製することに成功。
クロスリンク図

●他社製試薬と比較して10倍以上高い活性。
活性図

●弊社IL-10は活性体である非共有結合二量体の含有割合が高い。
ウエスタン図

●以上のように弊社IL-10は高い活性と極めて低いエンドトキシン濃度という特徴を持っており、In vitroの実験から、臨床研究まで幅広い用途にお使いいただけます。